日本の『共同通信社』によると、すでに9匹のジャイアントパンダを飼育している日本が、中國からさらに1匹をレンタルし、両國関係改善のシンボルとすることを望んでいる。

　日本政府の関係者は7日、日本政府が中國側(cè)にジャイアントパンダのレンタルを申し入れたことを明らかにした。報(bào)道によると、今年は「日中平和友好條約」締結(jié)40周年に當(dāng)たり、日本がこれを両國関係改善のシンボルとする意向だ。ただ、中國側(cè)からの具體的な返答はきていない。

　日本の外相を務(wù)める河野太郎氏は今年1月の訪中時(shí)に、中國政府関係者へジャイアントパンダのレンタルを申し入れた。日本の首相、安倍晉三氏も中國側(cè)にジャイアントパンダに関する?yún)f(xié)力を呼びかけるとみられている。

　日本內(nèi)閣官房長官の菅義偉氏は3月23日の記者會見で、外交の詳細(xì)についてはノーコメントとしながらも、ジャイアントパンダが國民に人気なため、中國から新たに借りることができれば、日本政府としても歓迎すると話した。

　日本國內(nèi)では現(xiàn)在、上野動物園の3匹、神戸市立王子動物園の1匹、和歌山県白浜町「アドベンチャーワールド」の5匹を合わせた計(jì)9匹のジャイアントパンダが飼育されている。

　昨年6月に生まれた「香香（シャンシャン）」は、生後半年に観光客へお披露目されてから日本でブームとなり、東京の上野動物園の年間入園者數(shù)は6年ぶりに400萬人を超えた。同動物園の入園者數(shù)が前回400萬人を超えた2011年には、「香香」の父と母になる「力力（リーリー）」、「真真（シンシン）」が一般公開された。また、「香香」の一般公開と同時(shí)に、パンダ館動畫ライブ配信の再生回?cái)?shù)は2000萬回に上り、「パンダ効果」は非常に大きかった。

　報(bào)道によると、今回もし中國が新たに1匹のジャイアントパンダを貸與すれば、仙臺市にある八木山動物公園か王子動物園が受け入れ先となる見通しだ。特に、八木山動物公園は日本の震災(zāi)復(fù)興の象徴として、ジャイアントパンダのレンタルを通して被災(zāi)した子どもたちを勵ましたいと考えている。また、王子動物園は、2010年にオスの「興興（コウコウ）」が死んでからメスの「旦旦（タンタン）」のみとなっており、新たな繁殖パートナーを迎えたいと望んでいる。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2018年4月10日