男子サッカー日本代表チームは19日夜、ワールドカップ（W杯）ロシア大會での初戦に臨んだ。獨ブンデスリーガでプレーする香川真司と大迫勇也の両選手のゴールによって、世界ランキング16位のコロンビアを2対1で下すという番狂わせを演じ、前回W杯で1対4で慘敗した相手に一矢報いた。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2018年6月20日  

　男子サッカー日本代表チームは19日夜、ワールドカップ（W杯）ロシア大會での初戦に臨んだ。獨ブンデスリーガでプレーする香川真司と大迫勇也の両選手のゴールによって、世界ランキング16位のコロンビアを2対1で下すという番狂わせを演じ、前回W杯で1対4で慘敗した相手に一矢報いた。

　日本チームは1998年のW杯フランス大會からすでに6大會連続で本大會に進(jìn)んでいる。アジアのチームである日本チームがW杯に進(jìn)む道は平坦なものではなく、數(shù)々の困難と試練を経なければならなかった。「ドーハの悲劇」のように夢破れた時もあった。だが日本サッカーは諦めることも、悲劇にひたって抜け出せなくなることもなかった。たゆまぬ努力を通じて、日本サッカーは自らのスタイルを確立し、W杯本大會への成功の道を切り開いた。

　では日本サッカーの成功にはどんな秘密があるのだろうか。まず日本ではサッカーが大衆(zhòng)の分厚い基盤を持っている。日本には、各年齢層をカバーした多様なサッカー大會がある。日本サッカー協(xié)會が開催に參加する大會だけで60を數(shù)え、一般、高校生、中學(xué)生、小學(xué)生、女子、シニア、フットサル、ビーチサッカーに大別される。一般大會には、全日本大學(xué)サッカー選手権大會や天皇杯、AFCチャンピオンズリーグなどが含まれる。高校生年代はU18の年齢層による大會で、高元宮杯U18サッカープレミアリーグや全國高等學(xué)校サッカー選手権大會が含まれる。シニア大會は40歳以上が対象で、最高年齢は70歳以上に対するサッカー大會。日本サッカー協(xié)會が開催する大會だけ見ても、社會の各年齢段と各レベルの愛好者をカバーしており、みんなをサッカーに參加させ、サッカーを日本の國民的スポーツとしている。

　より重要なのは、サッカー教育が日本の學(xué)園文化の奧深くまで溶け込んでいるということだ。1917年にはすでに、関東?関西の両大學(xué)リーグと全國高校サッカー選手権大會が生まれた。日本サッカー協(xié)會の設(shè)立はさらに早い。このため日本の「學(xué)園サッカー」は百年の歴史を誇ると言っても過言ではない。日本には、百年のサッカーの伝統(tǒng)を持つ多くの大學(xué)や高校があり、発達(dá)した學(xué)園サッカー文化を形成している。

　日本各地の小學(xué)校や中學(xué)校、高校はほぼすべて、自らのサッカーチームを持っている。學(xué)校の指導(dǎo)部や教師、保護(hù)者らは、生徒がサッカーを?qū)Wぶことを応援している。日本の「學(xué)園サッカー」は課外活動として行われ、一般的に授業(yè)時間は取らない。サッカーを教える際には、子供の興味を育てることに主眼が置かれる。

　練習(xí)や大會の際には、保護(hù)者も応援隊やボランティアとして參加し、子供たちの熱意をよりいっそう高める。日本サッカーには充実した基盤があり、少年チームはしっかりと根を張り、青年チームの活躍も目覚ましく、ナショナルチームに充実した人材を輩出し、日本サッカーの未來の糧を育んでいる。

　長年にわたる摸索と実踐を経て、日本サッカーは、自らに合致した発展と技術(shù)の體系を構(gòu)築し、國際大會でもその力を裏付けた。その成功の経験は、現(xiàn)在の中國サッカーの発展にも參考意義を持っている。今年5月16日、初の「中日青少年サッカー協(xié)力サミットフォーラム」が東京で開かれ、數(shù)十人のサッカーの専門家らが、青少年サッカーの発展をいかに加速し、交流と協(xié)力を強(qiáng)化するかを議論した。

　中國は今後、日本サッカー協(xié)會と、ナショナルチーム、青少年育成、職業(yè)サッカー、コーチ?審判育成、市場開発などの多くの面で交流?協(xié)力を強(qiáng)化し、日本サッカーの発展経験を十分に參考とし、より細(xì)かい育成モデルと整った科學(xué)評価體系を構(gòu)築し、中國サッカーの青少年育成の水準(zhǔn)を高める方針だ。