米國メディアによると、中國の5Gモバイル通信技術が進むにつれ、スマートフォン用セラミックコンデンサーを製造する日本の太陽誘電は、2020年にその部品の需要が増加すると見ている。
ブルームバーグの記事によると、同社の登坂正一社長は先日、取材に応じ「5G基地局に関する注文を受けた。2020年初めに5Gスマホ関連の注文も目にするようになると思う」と話した。
登坂氏は、大部分の需要が中國の運営業者からのものだと明かし、「2020年にファーウェイが中國で販売する5Gスマホだけで1億臺に達するとみられる」と述べた。
記事によると、一部の5G攜帯電話には約1000個のコンデンサーが必要で、4G設備より30%前後多い。5Gは消費電力量が多いため、より大きな電池が必要となり、その他の部品に殘される余地は減り、ハイエンドコンデンサーの需要が高まる。ハイエンドコンデンサーはより狹い空間に多くの電力を保管できる。登坂氏は、5G攜帯電話のリリースにおいて、ファーウェイはリードし、サムスンがその後に続くと予想する。
そのほか、登坂氏は、予想通りであればアップルは2020年9月に初の5G攜帯電話をリリースし、そのパーツの注文は6月に來る可能性があり、太陽誘電は需要を満たせる十分な生産能力を有すると話した。
Wedbush証券は12月、最初の5G iPhoneがいつリリースされても、設備はアップグレードされると予想した。アナリストのダン?アイヴス氏は顧客向けの報告の中で、世界のiPhoneユーザーは約9億人で、そのうち3分の1が2020年にiPhoneアップグレードの空白期間を経験し、特に中國市場のユーザーはこれら機種の主な消費者になるとの見解を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月4日