複雑で変化の激しい2019年が過ぎ去り、さらに予測困難な2020年が訪れた。目下、中米貿(mào)易摩擦は一時的な緩和を迎え、日韓貿(mào)易摩擦の先行きは依然として不透明だ。3カ國の経済に関する経営者の予想、3カ國の経営者の二國間関係に関する印象及び評価を理解するため、『環(huán)球時報』社傘下の環(huán)球輿情調(diào)査センターは韓國の『毎日経済新聞』、日本の『日本経済新聞』と協(xié)力し、中日韓の企業(yè)取締役を?qū)澫螭恕?020年中日韓経営者経済予想調(diào)査」を?qū)g施した。その結(jié)果、3カ國の回答者は中國経済を最も楽観していることが分かった。中米貿(mào)易摩擦は、3カ國の経営者が直面している主な不確定要素の一つだ。

　中國経済を最も楽観

　今回の調(diào)査は1カ月弱に渡り行われた。調(diào)査対象は、中日韓の企業(yè)において自社の重大方針（M&A、海外投資など）の決定権を持つ経営者もしくは取締役。

　調(diào)査結(jié)果によると、中國の回答者は日韓よりも楽観的かつ積極的な態(tài)度を示した。世界経済の2019、20年の狀況、さらに3カ國経済の各自の発展について、中國の回答者は日韓よりも楽観的だった。また3カ國の回答者は中國の経済情勢を最も楽観していた。中國の回答者の、中國の経済情勢に対する楽観度は90.5％で、韓國は84.4％、日本は82.6％。

　現(xiàn)在の世界経済情勢について、中國の回答者の半數(shù)弱が依然として緩慢に発展と判斷した。停滯中とした韓國の回答者は47.5％、日本は39.5％。2020年の世界経済発展に関する予測を見ると、3カ國の回答者の観點(diǎn)は上述した調(diào)査結(jié)果と類似している。ただし韓日の回答者は2019年よりも悲観的で、世界経済が2020年に停滯するとした割合はいずれも40％を上回った。

　中米貿(mào)易関係、主な不安定要素に

　調(diào)査結(jié)果によると、中日韓の回答者はいずれも、「中米貿(mào)易摩擦」を企業(yè)の経営が直面する主な不安定要素の一つとした。うち中國の回答者のうち41.0％が、企業(yè)の経営が直面する主な不安定要素の一つとして「中米貿(mào)易摩擦」を選び、2番目に高い割合を占めた。韓國は51.2％、日本は82.6％で最も高く、かつその他の選択肢を大きく上回った。

　3カ國関係、企業(yè)の発展への影響は軽微

　3カ國経済の長期的かつ緊密な協(xié)力により、回答者はいずれも3カ國関係の3カ國企業(yè)への影響は軽微とした。

　「一衣帯水」の中日韓経済は相互浸透しており、今後3カ國の経済貿(mào)易協(xié)力の強(qiáng)化は重大な意義を持つ。日本企業(yè)（中國）研究院の陳言氏は「中日韓が世界経済に占める割合は2018年に23.6％にのぼり、EUの22％を上回った。現(xiàn)在の世界構(gòu)造における重要な一極を成した。中日韓の貿(mào)易規(guī)模は中米貿(mào)易規(guī)模を大きく上回る。中日韓FTA（自由貿(mào)易協(xié)定）が締結(jié)され、関稅の壁が取り払われ、資金?人的資源の流動がより自由になれば、3カ國の貿(mào)易規(guī)模が1兆ドル臺に乗るのは非常に容易なことだ」と指摘した。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2020年1月8日