新型コロナウイルス感染癥の影響を受け、世界のほぼすべての地域で自動車販売臺數が減少しており、北米及び歐州が最も深刻な衝撃を受けた。唯一の見所となったのは中國で、トヨタ、日産、マツダの中國販売臺數が増加した。
7大自動車メーカーの月間販売臺數の下げ幅は、4月の50%減、5月の38%減と比べ縮小している。その6月の世界販売臺數は前年同月比26.1%減の165萬臺だった。
トヨタが先ほど発表したデータによると、同社の上半期の世界販売臺數は416萬臺で、前年同期比21.6%減だったが上半期の販売臺數で世界一だった。
日産の今年上半期の世界販売臺數は前年同期比31.2%減の180萬7400臺。うち日本市場は24.2%減、日本以外は32.2%減。日産は來年3月までの本年度の世界販売臺數は昨年の493萬臺から413萬臺に減少し、売上は5分の1の7兆8000億円になると予想している。また日産は45億ドルの赤字に直面するという。
三菱自動車の4-6月の第1四半期の営業赤字は533億円で、過去3四半期で2回目の営業赤字となった。三菱は來年3月までに1400億円の営業赤字を計上すると予想している。2002年以降の三菱の財務記録によると、少なくとも同社の過去18年で最大の赤字になる見通しだ。
注意すべきは、三菱が歐州及び北米の事業を縮小すると表明したことだ。同社は歐州市場について先月27日、既存製品の使用期間の終了後、歐州での新車販売を停止し、アジア事業の成長に専念すると発表した。
また日本國內及び歐州の需要減の影響を受け、マツダは4-6月に453億円の赤字を計上し、11年ぶりの業績不振となった。販売臺數は31%減の24萬4000臺。
世界的な低迷の一方で、中國市場は好調だ。マツダの4-6月の中國販売臺數は13%増加した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2020年8月5日