日本が間もなく東日本大震災(zāi)及び津波発生から10年を迎えるが、ある調(diào)査報(bào)告書によると、福島第一原発の複數(shù)の大破した建屋の放射線量が極めて高く、原子爐から燃料棒(使用済み核燃料棒)を取り出すのがいっそう困難になっている。廃爐作業(yè)がさらに遅れる見通しだ。
27日付「東京新聞」によると、日本の原子力規(guī)制委員會(huì)の調(diào)査チームが26日、この報(bào)告書を発表した。1號(hào)機(jī)を包むコンクリート格納容器の上ぶたが水素爆発でずれ落ち、2、3號(hào)機(jī)の上ぶたはそのままになっている。これらの上ぶたは分厚いコンクリート製の3枚重ねで、直徑約12メートル、重さ約465トン。
調(diào)査報(bào)告書は、1號(hào)機(jī)の上ぶたに付著している放射性セシウムの濃度は100?200京ベクレル、2號(hào)機(jī)は2?4京ベクレル、3號(hào)機(jī)は3京ベクレルと見積もった。
共同通信社は、福島原発事故が発生した際に、1?3號(hào)機(jī)にあった放射性セシウム計(jì)約70京ベクレルの10分の1程度が上ぶたに殘留しているとした。
上ぶた付近の放射線量も同じくショッキングだ。うち2號(hào)機(jī)の放射線量は最大で毎時(shí)10シーベルトにのぼる。人が約1時(shí)間も留まれば死に至る。
日本政府と東京電力は廃爐作業(yè)を推進(jìn)しているが、燃料棒の取り出しが「最難関」とされている。4基のうち被害の少ない4號(hào)機(jī)の取り出しは2014年12月に完了している。日本政府と東電が設(shè)定した廃爐の日程表によると、31年にすべての燃料棒を取り出し、41?51年に廃爐を終えることになる。
最新の調(diào)査結(jié)果が燃料棒取り出しをいっそう難しくしたことは間違いない。これは格納容器を開き燃料棒を取り出すことが難しいことを意味する。「東京新聞」は、政府と東電は廃爐の日程表の見直しを余儀なくされるとした。
日本の東北地方?jīng)_で11年3月11日、M9.0の地震と津波が発生した。福島原発が停電し、原子爐3基で爐心溶融が発生し、大量の放射性物質(zhì)が漏洩した。
原子力規(guī)制委員會(huì)の調(diào)査チームが福島原発事故の分析を擔(dān)當(dāng)し、14年10月に調(diào)査結(jié)果を発表した。最新の報(bào)告書は19年9月以降の調(diào)査結(jié)果をまとめたもので、計(jì)326ページ。
「中國(guó)網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2021年1月29日