20日に発表された世論調(diào)査のデータによると、日本の回答者の過半數(shù)(55%)が、中國と米國の駆け引きにおいて日本はどちらかに肩入れするべきではないとした。これは日本政府による最近の中國関連問題における動(dòng)きと食い違っている。中國社會(huì)科學(xué)院日本研究所の金贏研究員は20日、「環(huán)球時(shí)報(bào)」の取材に応じた際に、「この調(diào)査結(jié)果は、日本人の大半が日本が置かれている國際的な位置をよく認(rèn)識(shí)しており、比較的バランスの取れた中立的な立場が日本の國益に合致することを理解していることを示した。これは米國に追隨し中國に対抗した菅義偉政権と距離を取っている」と述べた。
上述したデータは中國外文局と日本の言論NPOが共同で実施した、第17回北京?東京フォーラムの「中日関係世論調(diào)査」に基づくもの。調(diào)査結(jié)果は20日、オンライン形式で北京と東京で発表された。調(diào)査によると、両國の回答者の相手國への認(rèn)識(shí)は昨年と比べほぼ安定した。過去1年で相手國への印象に大きな変化はないとした中國の回答者は63.2%、日本の回答者は55.3%。
調(diào)査結(jié)果によると、両國の人々は両國関係の重要性を認(rèn)めており、両國の地域協(xié)力及び世界的な課題への対応の原則及び議題への関心が高度に一致している。しかし歴史、領(lǐng)土、安全という3大問題の中日関係の深層心理への影響が依然として際立っている。中米関係の変動(dòng)による中日関係の発展への影響がより顕著になっている。
中國外文局の副局長で編集長の高岸明氏は20日、「環(huán)球時(shí)報(bào)」からの質(zhì)問に回答し、「全體的に論じると、中國の回答者の日本への印象に影響を及ぼす要因は非常に複雑で、日本の一部の政治の動(dòng)き、米國の要素、メディアの報(bào)道、國際構(gòu)造の変化、感染癥による雙方の直接的な交流の機(jī)會(huì)の大幅な減少などと関連している」と述べた。また、「中日関係の発展は雙方が共に維持する必要がある。特に日本側(cè)は歴史、領(lǐng)土、臺(tái)灣地區(qū)などの敏感な問題を適切に処理するべきだ。これらの問題には突発性と爆発性があり、上手にコントロールできなければ短期間內(nèi)に中日関係を脫線させると同時(shí)に、雙方の國民感情を悪化させる」と強(qiáng)調(diào)した。
過去1年に渡る中米の駆け引きとその拡大は、中日関係に大きな負(fù)の効果をもたらした。中國の回答者の6割超、日本の回答者の5割超がその影響を認(rèn)めた。両國の人々が最も多く選んだ対策は、「中米の駆け引きの影響を最小限に抑え、中日協(xié)力を促進(jìn)する」だ。調(diào)査によると、中米の駆け引きへの立場に関する設(shè)問で、日本の回答者の過半數(shù)(55%)が「どちらかに肩入れせず、世界の協(xié)力と発展のために取り組むべき」とした。「米國との関係を重視」は24.9%、「中國との関係を重視」は19.6%。
同調(diào)査は今年8?9月に行われた。中國側(cè)の回答者は1547人、日本側(cè)は1000人。また調(diào)査によると、両國の回答者はいずれも中日関係の発展を重視した。中國の回答者の70.9%が、中日関係を「重要(もしくは比較的重要)」とした。日本側(cè)は66.4%。両國は互いに重要な隣國、主な貿(mào)易パートナーであり、地域の平和と発展に対して重要な力を持っている。これは両國の回答者が両國関係を重視した重要な理由だ。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2021年10月22日