共同通信の24日の報道によると、日本の岸田文雄は同日、訪日したベトナムのファム?ミン?チン首相と會談した。雙方は二國間関係の掘り下げ、「自由で開かれたインド太平洋」の推進などで合意した。岸田氏が首相就任後に國內で海外首脳を迎えるのは初。注意すべきは、両首脳が24日に中國関連の議題を大きく取り上げ、東中國海及び南中國海などの地域問題をめぐり協力を展開することを再確認したことだ。
日本メディアは今回の日越首脳會談に特に注目した。共同通信は、岸田氏はベトナムとの首脳會談で、新型コロナウイルスによりストップしている対面式の外交を再開する姿勢を示したと分析した?!府b経新聞」は、日本にとってASEANは「自由で開かれたインド太平洋」構想を実現するため重要で、その加盟國であるベトナムは日本と広範な戦略的利益を共有するパートナーであると分析した。ベトナムは「中國の南中國海における軍事基地建設、南中國海の主権をめぐる係爭による圧力」に直面しており、そのためベトナムは日本と「同じ問題意識」を持っているというのだ。
「日本経済新聞」は、「2012年末に安倍晉三氏が首相に再任した後、初の會談相手に選んだのはベトナムだった。菅義偉前首相も就任後、ベトナムを初の外遊先とした。岸田氏も今回、2人の前任者にならい、日本のベトナム重視の姿勢を國內外にアピールしようとした。ベトナムはASEANの対中戦略の重要な參加國だ。來年は中國との関係が緊密なカンボジアがASEAN議長國になり、中國のASEANへの影響力を強める可能性がある。そのため日本のベトナムとの関係強化は、ベトナムと共に中國のASEANにおける影響力を弱めるためでもある」と伝えた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年11月25日