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szmolu.com |05. 12. 2021 |
中國は「イノベーション大國」?パナソニック?本間哲郎副社長
6回目の開催となる「中國を読み解く(読懂中國)」をテーマにした國際會議が1日から4日にかけて広東省広州市で行われ、政治家、學者、國內外の企業家の代表など600人余りがオンラインまたはオフラインの形で參加しました。同會議は中國の発展狀況や國際協力に関して理解を深めることを目的とするもので、參加した日本企業の代表者に中國でのビジネス展開や中國市場への認識についてお話を伺いました。
◆パナソニック:今の中國は「消費大國」「イノベーション大國」「エンジニアリング大國」
中國で40年以上ビジネスを展開してきたパナソニック。同社代表取締役副社長、中國?北東アジア総代表本間哲朗氏は、90年代の中國は「製造大國」だったが、今は既に「消費大國」「イノベーション大國」「エンジニアリング大國」へと変貌を遂げたとしています。
中國という國を理解する上で、本間氏は「スピード」というキーワードを挙げました。そして、スピーディーに変化する中國の社會や市場に対応するために中國での決定権を有するパナソニック北東アジア社を立ち上げたと紹介し、社內では常に「中國スピード」「中國コスト」「中國モデル」を心がけるように強調していると示しました。
また、中國國際輸入博覧會に4年連続で出展するなど、多くの人に知ってもらうように心がけていると述べ、実際に今年のネット商戦「ダブル11」では前年比で家電商品の売り上げが121%も成長したと実際の手応えを語りました。
「改革開放以降、中國は自由貿易の促進という立場を一貫して保ち続けたことが今日の大きな成果に繋がっている」
本間氏は、中國がこれまでにスピーディーな発展を遂げてきた「秘訣」についてこのように語り、コロナ後の中國経済についても引き続き自信を示しました。また、中國の市場と消費者全體が確実に変わってきているとし、「私たちも製品や価値観を変えていかないといけない」と危機感を示しました。その上で、コロナ後には中國で8カ所の新拠點の建設を進めていると今後の計畫を明らかにしました。
「中國國際放送局日本語版」2021年12月5日