外交部(外務省)の7日の定例記者會見で、趙立堅報道官が日本のNATOサイバー防衛協力センターへの參加に関する質問に答えた。
【記者】日本の浜田靖一防衛相が4日の記者會見で、日本がNATOのサイバー防衛協力センターの活動に正式參加すると発表したとの報道について、中國としてコメントは。
【趙報道官】我々は関連報道に注意を払っている。NATOは、地域的同盟としての位置付けに変更はなく、地理的突破を図ることはないと繰り返し公言してきた。アジア太平洋地域は北大西洋の地理的範疇になく、「アジア太平洋版NATO」の構築も必要としていない。しかし我々が近年目にしているのは、アジア太平洋諸國との結びつきを強化し続けるNATOの姿だ。NATOの狙いは一體何か?國際社會、特にアジア太平洋諸國は高度な警戒を保つべきだ。
東アジアは平和で安定した、協力と開発の盛んな地域であり、地政學的爭奪の闘技場ではない。近代の軍國主義的侵略の歴史により、日本の軍事?安全保障上の動向をアジア近隣諸國や國際社會は強く注視し続けている。日本がすべき事は、歴史の教訓を真摯に汲み取り、平和的発展路線を堅持することであり、地域諸國間の相互信頼を破壊し、地域の平和と安定を損なう事をしてはならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月8日