ここ最近、何か仕事に追われている感じがする。それはそれでいいのだが、本心は自分が追っていきたいのに、どうしても追われる。
仕事というのは元々追われる事なのかもしれない。“歳月人を待たず”。だから、やるべきことは納得するまでやりたい。僕が毎回演じる役はさまざまだが、監督が想像していた通りの発揮では満足しない。監督が期待していた以上のものを発揮しないと納得しない。野球のピッチャーで言えば、試合には勝ったが、勝負としては負けてるということ。わかるかな?(笑)人から求められてること、期待されてること、その通り発揮するのはただ基本に過ぎない。それでは自分は伸びない。。プラスαがないといけない。分かりやすく言えば、10の利益で10のものを発揮するのは當たり前中の當たり前。10の利益で15発揮してやれ!相手を申し訳ない気持ちにさせてやれ!そのハングリーがまた次に繋がる。?10の利益で15発揮するのは力の浪費だ、もったいない!?なんて思っては駄目だ。現狀維持では後退するばかり。蕓能の仕事だけじゃなく、どんな仕事でも同じ。雙方に“期待する”“期待される”がある。
だからこの“期待の1+α倍”は非常に大事。僕にとってこの法則は絶え間なく永遠に続く。行き著くところに興味はない。その瞬間瞬間に興味をもって取り組みたい。役に同情心を抱く。ここ數年このような役にめぐり合う機會が多くなった。日本人の役が同情心を抱かれる。以前の中國のドラマ作品ではあまり見られなかった傾向だ。中國でこのような作品に巡り會う機會が増え、より一つ一つの作品の大事さを痛感し、演じられている。この、また新しい連続ドラマが中國で放送をスタートする。思想の違いがあるのは否定できない。ただ単に見れば、祖國への裏切り行為ではあるが、心の底では祖國の更正を信じてやまなかった。命を懸けてその野心を貫いた男。視聴者や周りの人の感想が聞けるのが私にとってなんと言うか、採點したテスト用紙を頂くような感じだ。満足いく採點用紙を頂ければ良いが、前回より今回、今回より次回と、毎回変わり続ける事が大切だと思う。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月3日