フランスの新聞フィガロはこのほど「排斥の陥穽(かんせい)」と題する社説を掲載し、西側で起きた「チベット獨立」を支持する行動では、「人権の大きな旗」の背後に反中國感情が隠されている、と指摘した。
社説は「西側が『チベット獨立』を支持する行動から反中國感情、つまり、人権の旗の下に隠された敵意を感じ取ることができる。これはまるで70年代と80年代に起きた西側の日本に対する敵意を連想させる。今日の中國はまさに當時の日本と同様、世界経済の均衡を揺り動かししているからであり、「メイドインチャイナ」への恐れはこうした敵意にさらに油を注ぐことになる」と強調。
さらに社説は「『高尚な防衛線』という価値が社會的に広まっている中、時にナショナリズムという悪臭が放たれるのは、西側が宣揚する原則に反するものである。『チベット獨立』を支持する行動には実際、西側の複雑な気持ちが屈折されている。グローバル化の代表である中國を前に、西側は呆然としなす術を知らないでいる」と指摘している。
「チャイナネット」2008年4月28日