建設中の墨脫道路(4月20日撮影)
墨脫道路の前期工事である嘎隆拉雪山トンネル(4月20日撮影)
嘎隆拉雪山で行われた墨脫道路の竣工式
1961年からチベット自治區と交通運輸部は、墨脫県に通じる道路を建設するために、國內で數多くの道路観察設計院や科學研究機関を組織し、數十年に及ぶ研究や実地調査、工事を行ってきた。費やした金額は數千萬元にも上る。國務院常務委員會會議は去年10月に墨脫道路の実業化調査報告を批準し、墨脫道路の建設が決定した。
チベットの林芝地區墨脫県は全國で唯一、他県へつながる自動車道路が作られていない県だった。墨脫道路は4月20日に著工し、3年後には「高原の孤島」に終わりを告げる。このプロジェクトには9億5000萬元が投資された。
墨脫県はヒマラヤ山脈の東にあり、県內はヤルツアンポ江が流れる。標高は高い所で7756メートル、低い谷では200メートル。頻繁に地震や地すべり、土石流が発生し、局地的な強い雨が降るため、いつも孤島のような狀態にある。
波密県につながる墨脫自動車道路は非常に複雑で、全長117.278キロに29の新しい橋、227の地下水路が3年をかけて建設される。また工事は生態環境の保護を強化し、水環境汚染の防止や水と土の維持に注意するなど最大限もとの景観を保護するという。
「チャイナネット」2009年4月21日
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