以前なら、春節(舊正月、今年は2月16日)の時期になると、土産の詰まった大きな荷物をたくさん抱えた帰省客が列車やバスに乗る姿が「風物詩」となっていたが、帰省する人々の多くにとって嬉しい気持ち半分、負擔にもなっていた。しかし現在はネットショップで正月用品を買い求め、そのまま実家に送ることが可能となり、多くの人々は身軽に帰省できるようになっている。中國新聞網が報じた。
また、ネットショッピングでもバラエティに富んだ正月用品を買うことができるようになり始めている。中國各地の名産品だけでなく、ハイテク商品や化粧品も新たな「正月用品」の人気商品となりつつある。
ネットショップによる正月用品購入で、身軽な帰省を可能に
便利なネットショッピングは、中國の「新四大発明」の一つにも選ばれており、多くの人がこの便利な方法で正月用品を購入するようになっている。
北京で働く陳城さんは取材に対して、「両親に贈る茶葉やスマホ、マフラーなど、ほとんどの正月用品を通販サイトで買って、直接福建省の実家に送った。実家はかなり遠いし、列車を降りてからもバスに乗り継がなければならず、たくさんの荷物を持ち帰るのはとてもたいへん。それにその道中で破損してしまわないかも心配なので、ネットで買って直接実家に送ることにした」と話した。
「春節特需」に合わせて、通販サイトの京東やアマゾン中國、蘇寧易購などでは、正月用品の特設コーナーを設置して、クーポン発行や超特価商品の販売などの販売促進キャンペーンを実施して、集客に取り組んでいる。
通販サイトだけでなく、微信(Wechat)もまた正月用品を購入できる方法の一つとなっている。