ドイツ紙『ハンデルスブラット』は3月11日、「これらの分野で中國はすぐに太刀打ちできない相手になる』という見出しの文章を掲載し、「電気自動車、金融技術、インターネット貿易、人工知能などの分野において、中國はすぐに私たちが太刀打ちできない相手になり、歐米は遅れをとることになるだろう」と論じた。
電気自動車:急発展の道を邁進。燃料技術、大量生産、世界的ブランドの構築能力がなかったため、中國の自動車産業は西洋に対抗できなかった。しかしそのような時代は終わった。電気自動車とデジタル化の登場は中國に新たなチャンスをもたらした。2017年、中國は77萬7000臺の電気自動車とハイブリッドカーを販売し、世界電気自動車市場の半分を占めた。國の大々的支援により、2018年の中國電気自動車市場は40~50%の成長となる見通し。
金融技術:キャッシュレスのボス。中國ではスーパー、バー、病院などどこでもモバイル決済が可能である。WeChatのユーザーは10億人、支付寶は5億2000萬人に達する。一方、Paypalの世界のアクティブユーザーはわずか2億2700萬人である。ドイツのオンライン決済會社Traxpayのジョアキム?シーガート氏は、「歐州は東西から包囲され、自身の決済システムがない」と話す。中國人はドイツ事業も拡大している。2016年以降、WeChatと支付寶はドイツの店を征服し、約3600店舗に導入されている。
取引サイト:新科學技術のチャンピオン。中國には顔認証などの最新技術を使用する無人スーパーがあり、客が店を出るときに攜帯電話のアプリで自動精算される。中國の大手ECは実店舗のチャネルを整合して「ニューリテール」の攻勢をかけるが、歐州人は現金を使わないスーパーをまだ恐れている。
人工知能:ビッグデータの親分中國の鄭州市の警察官はカメラ付きのサングラスをつけている。サングラスは寫真を撮影するだけでなく、違反者を見つけると警告を出す。これは中國の人工知能の発展に対する重視と歓迎を表している。中國の2017年國家発展計畫は、2030年までに分野を超えたこの技術の世界のリーダーになるとしている。中國では、工業からビジネスまであらゆる部門が人工知能のサポートにより「賢く」なっている。絵ベルリン?プロジェクトマネージャーのローレンツ氏は、「中國政府はこれらの目標にどのように向き合うかを何度も表明している」と話す。ドイツ人工知能研究センター(DFKI)の部門責任者のボルト氏は、「中國の人工知能を発展させる企業は、検索エンジンから決済システムまであらゆるコンテンツに及ぶ。彼らは大量のデータを収集する。今後、歐米に拡張すれば、技術が成熟し、我々が太刀打ちできない存在になるだろう」と語った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月13日