中國有人宇宙プロジェクト総設計士で中國工程院院士の周建平氏は「第4期(2019)中國人因工程ハイレベルフォーラム」で、中國は2022年前後に宇宙ステーションの建設を終え運営を開始する見込みで、宇宙ステーションの當面の規模は100トン、3人を搭載できると話した。
周建平氏によると、宇宙ステーション建設の主な目標は、中國が近宇宙の長期有人飛行技術を単獨で掌握し、近宇宙の有人科學実験と宇宙資源総合開発利用に長期參與する能力を備えるようにすることである。
周建平氏は、中國の宇宙ステーション建設は國情や國家発展戦略目標などの原則を守り、現代の先進技術を利用し、応用効果を重視し、運営の経済面を追求し、適度な規模にする。初期の宇宙ステーションの設計規模は100トンで、3人を搭載でき、拡張余地を殘すという。
宇宙ステーションは將來的に中國の宇宙科學研究の主なプラットフォームになり、科學技術面において3つの目標を掲げる。1つ目は大型の宇宙施設の建設と運営技術を掌握し、國際宇宙ステーションに近いレベルにし、現代の技術成果を利用し、後発の優位性を発揮し追い越しを実現する。
2つ目は、宇宙飛行士の軌道飛行時の生活と健康の保障技術を掌握する。宇宙ステーションの建設と応用において、人は中心的要素である。宇宙飛行士が健康に生活できてこそ、効率的な作業が保障される。
3つ目は、國家宇宙実験室を建設し、科學者にハイレベルの科學研究プラットフォームを提供し、科學面のいくつかの分野で飛躍的な目標を達成できるようにする。
「中國人因工程ハイレベルフォーラム」は中國宇宙飛行士科學研究訓練センター人因工程國家級重點実験室が提唱?発起。今回のフォーラムは中國有人宇宙プロジェクト事務局と中山大學の共催で、16日から17日にかけて広州で開かれた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月18日