冬季五輪?パラリンピックの開催を成功させた中國は、自信に満ちた開放的で寛大な國というイメージを世界に示した。
この自信は、奧深い文明の根底から來ている。
競技會場となった「氷絲帯(アイスリボン)」「雪飛天(ビッグエア首鋼)」「雪遊竜(國家スライディングセンター)」などに、中國文化を巧みに取り入れ、獨自の魅力を持つ東洋の美を世界に知らしめたといえる。元気いっぱいで天真爛漫な「氷墩墩(ビン?ドゥンドゥン)」と縁起物の「雪容融(シュエ?ロンロン)」の公式マスコットたちは、ネット上で人気沸騰となった。選手らは豆包(あんまん)や餡餅(中國風おやき)、餃子などお気に入りのメニューをSNSに投稿、競うように中國グルメ愛を披露した。
中國文化に雪と氷の要素が交ぜ織られ、五輪?パラと合わせて4回行われた開閉會式では「信頼され、愛され、尊敬される」中國のイメージを世界に示すことができた。二十四節気、客人を歓迎する松と見送りの柳、テーマソング「雪花」、聴覚障害のあるダンサーによるダンス、シンプルな聖火など、いずれも簡素化という文明の理念に基づいたものである。
この自信は、7年間にわたる努力がもたらしたものだ。
準備期間の當初、黨中央委員會は「グリーン、共有、開放、廉潔」という開催理念を明確に打ち出した。今大會は、新型コロナウイルスの発生以來、初めて予定通りに開催された世界的な総合スポーツ大會であり、北京市は、世界で初めて夏季と冬季の両方の五輪を開催した都市となった。 初めて全競技場にグリーン電力が供給されたほか、初めて競技場まで高速鉄道が乗り入れるなど、7年間の腐心の末に、シンプルで安全かつ素晴らしい大會を作り上げ、五輪の新たなベンチマークとなることができた。