「長安三萬里」の成功は、中國アニメの新時代を予兆する。今年の仏アヌシー國際アニメーション映畫祭では、中國の20以上の制作會社が出展し、海外の映畫制作者の注意を引こうとした。中國電影合作制片公司の広報擔當者は、「中國のアニメ制作會社とその作品の海外出展は、中國と海外の映畫関係者間の協力を促進し、世界の同業者及び観客にウィンウィンの未來を実現しようとする中國の映畫関係者の願いを伝えた」と述べた。米誌「ハリウッド?リポーター」が伝えた。
追光動畫工作室が制作した「長安三萬里」は昨年、世界で2億5000萬ドルの興行収入を獲得した。その多くが中國國內だが、そのテーマとスタイルによって注目を浴びた。同社によると、技術面に多くの投資を行ったという。同社の共同創業者兼総裁の于洲氏は、「中國アニメ産業はこの10年でスムーズかつ顕著な発展を成し遂げた。2Dアニメは中國アニメの伝統的な形式だが、この10年で制作の質が持続的に向上し、CGアニメが主流になった」と述べた。
中國アニメは技術が進歩しただけでなく、ストーリーテリングも改善されている。中國の創作者は創作の範囲と視野を広げ、孫悟空や哪吒などの神話やおとぎ話から歴史、さらには現代の社會生活に目を向けている。
中國アニメ映畫の制作水準が著実に上がり、作品の質が持続的に上がる中、中國アニメ制作會社も國際市場進出のペースを上げている。中國語海外の協力が力強く発展し、國際舞臺で認められ、海外の同業者や観客から注目される中國アニメ映畫関係者が増えている。于氏は中國アニメ産業の全體的な先行きを楽観している。「この業界は大きな潛在力を持つ。新たな投資と新たな參加者が現れるが、観客の期待値も上がっている。全體的に見ると、より胸躍る10年を迎えることになるだろう」
?中國網日本語版(チャイナネット)?2024年6月13日