國連がこのほど発表した世界人口推計報告書によると、世界人口は今世紀80年代半ばに約103億人のピークに達し、今世紀末には約102億人に減少すると予想された。新華社國連が伝えた。
國連は10年前に、世界人口が今世紀中にピークに達する可能性は30%のみと予想していた。
報告書によると、世界人口のピーク到達が早まる原因には、若干の人口大國の出生率の低下や、世界の女性による平均出生數が前世紀90年代頃から1人減少したこと、過半數の國及び地域の女性の平均出生率が2.1人を下回り、平均生涯出生率が1.4人未満であることが含まれる。
報告書によると、24年現在で63の國及び地域の人口がすでにピークに達しており、これらの國及び地域の人口は今後30年で14%減少する。別の48カ國及び地域の人口は25-54年にピークを迎える。その他の126カ國及び地域の人口は54年まで増加を続け、今世紀後半もしくはその後にピークを迎える可能性がある。
報告書によると、世界人口の平均年齢も上がっている。今世紀70年代後半には、65歳以上の人口が18歳以降を上回る見込みだ。今世紀50年代後半には、世界の死者の過半數が80歳以上になり、1995年の17%から大幅に上がるという。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年7月15日