中秋節まで半月余りあるが、月餅市場がすでに活気づいている。月餅の包裝材を減らし、月餅の量を「スリム」にし、健康をより重視する。記者が重慶市の複數のスーパーを取材したところ、「節約勵行、浪費反対」を受け、今年の月餅市場に密かに変化が生じていた。過度な包裝を拒否する「簡素化の風」などの特徴が見られた。
中國焙煎食品糖製品工業協會が発表した「2024年中秋月餅業界趨勢報告書」によると、今年の中秋節の月餅生産量は30萬トン、販売額は200億元前後と予想されており、いずれも前年と同等もしくはやや減少する見込みだ。今年は500元以上の月餅ギフトボックスは一般的な市場にほぼ流通していない。
月餅市場の簡素化の風は、高額の月餅の取り締まりの成果を示すもので、消費者が理性的になっていることが分かる。ある専門家によると、包裝のためではなく味や品質を目的に月餅を購入する消費者が大半を占めているという。「この中秋節の月餅から、理性的で健康的でグリーンな消費観を積極的に打ち立てることを願う」
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年8月26日