答 「中國(guó)のエネルギー脅威論」はその他の「中國(guó)脅威論」と同様、いかなる根拠もない。この數(shù)年來(lái)の國(guó)際原油価格の急騰の原因は多面的であり、世界経済の回復(fù)や急成長(zhǎng)といった経済的要因もあれば、戦爭(zhēng)や自然災(zāi)害、投機(jī)マネーによる波亂など非経済的要素もある。國(guó)際原油価格の高騰は中國(guó)の輸入増加に起因する、という一部の指摘は理にかなっていない。それは原油価格の上昇した真の原因を覆い隠すものだ。風(fēng)刺的な意味があるのは、06年に國(guó)際原油価格が下落すると同時(shí)に、中國(guó)の原油輸入がむしろ増大したことだ。これによって、原油価格の上昇は中國(guó)が起因、とする西側(cè)の世論は反論を待つまでもなく自然に消え失せてしまった。 中國(guó)はエネルギー消費(fèi)大國(guó)であると同時(shí)に、生産大國(guó)でもあり、輸入はエネルギー消費(fèi)のほんの一部しか占めていない。中國(guó)は主に自らの力に依存して、発展途上のエネルギー問(wèn)題を解決している。実際、1人平均エネルギー消費(fèi)と輸入水準(zhǔn)はいずれも世界平均より低く、一部の先進(jìn)國(guó)をはるかに下回っている。エネルギー消費(fèi)では、不足しているために適度に輸入して補(bǔ)充する必要があるのは石油と天然ガスだけだ。05年の石油の純輸入量は1億3600萬(wàn)トンで、1人平均わずか0.1トンと、世界平均の4分の1に過(guò)ぎないが、その年の米國(guó)は6億1300萬(wàn)トンで、1人平均2.09トンであり、それぞれ中國(guó)の4.5倍、20倍に該當(dāng)する。日本やドイツ、韓國(guó)はほぼ原油を生産しないため、年間輸入量は計(jì)4億トン以上に達(dá)している。 1978年の改革開(kāi)放以來(lái)、中國(guó)経済は高成長(zhǎng)を遂げ、人民の生活水準(zhǔn)も向上し続けて、エネルギー需要は絶えず増大している。このような狀況に直面して、政府はいろいろな措置を講じてエネルギー生産を増やす一方で、エネルギー消費(fèi)を削減している。統(tǒng)計(jì)によると、1978~05年の一次エネルギー消費(fèi)は年平均5.16%増加し、GDPの年平均9.6%の成長(zhǎng)率を支えた。エネルギー自給率は一貫して90%以上を維持しており、経済協(xié)力開(kāi)発機(jī)構(gòu)(OECD)加盟國(guó)の平均水準(zhǔn)より20ポイント余りも高く、米國(guó)に比べると約30ポイントも高い。 中國(guó)のエネルギー戦略基本方針は、國(guó)內(nèi)に立腳し、資源の開(kāi)発と節(jié)約を並行して進(jìn)め、節(jié)約を優(yōu)先すると同時(shí)に、科學(xué)技術(shù)の進(jìn)歩と新しいタイプの工業(yè)化の道を歩むことで、エネルギー需給の問(wèn)題を解決するというものだ。將來(lái)的に見(jiàn)ても、今後も主に自らの力に依存してエネルギー需要問(wèn)題を解決する能力はあると言える。中國(guó)のエネルギー供給には潛在力がある。豊富な石炭資源ばかりでなく、石油や天然ガスの探査や開(kāi)発にも潛在力があり、とくにクリーンなエネルギーや再生エネルギーの開(kāi)発の余地が非常に大きいからだ。水資源については、経済開(kāi)発に利用可能な水力発電資源量は4億KWだが、現(xiàn)在は1億2000萬(wàn)KWしか開(kāi)発されていない。経済的に開(kāi)発価値のある高さ10メートルの風(fēng)力エネルギーは4億KWで、現(xiàn)在の設(shè)備総容量はわずか數(shù)萬(wàn)KWに過(guò)ぎない。年平均日照時(shí)間が200時(shí)間を超える面積は3分の2を占めており、その他のバイオエネルギーの開(kāi)発でも潛在力は極めて大きい。その一方で、省エネの潛在力も非常に大きい?,F(xiàn)在のエネルギー効率は國(guó)外の先進(jìn)水準(zhǔn)に比べ依然として大きな差がある。資源を節(jié)約して環(huán)境にやさしい社會(huì)づくりを推進(jìn)するために、10年までにGDP単位のエネルギー消費(fèi)を05年比で約20%下げるとの目標(biāo)を打ち出した。 世界的に見(jiàn)て、中國(guó)はエネルギー安全の脅威ではなく、そればかりか世界のエネルギー安全を擁護(hù)する積極的な要素でもある。発展途上國(guó)として、中國(guó)は自らの力に依存することで、世界の22%を占める人口大國(guó)のエネルギー需要の問(wèn)題を解決し、13億の人口の食の問(wèn)題を解決しているように、これ自體は世界のエネルギー安全に対する極めて大きな貢獻(xiàn)だと言えるだろう。要するに、中國(guó)は過(guò)去も現(xiàn)在も、また將來(lái)的にも世界のエネルギー安全保障に脅威をもたらすことはないのである。 「チャイナネット」2008年3月 ? |