中國の貨物船が14日、ロシアのウラジオストック近海で遭難した。船上にいた中國の乗組員10人のうち3人が救出され、殘りの7人はいまだ行方不明のままだ。中國のハバロフスク総領事館とウラジオストック領事弁公室の職員は事故発生現場に駆けつけ、救出された乗組員を見舞い、関連企業と協力して善後処理を行っている。中國外交部のウェブサイトが伝えた。
外交部領事司と在ロシア中國大使館?領事館はそれぞれ在中國ロシア大使館や関係部門と交渉を進め、ロシア側に行方不明となっている乗組員を全力で捜索する協力と、事故原因の究明を急ぐよう要請している。現在、ロシア側は捜索と調査を続けている。
ノーボスチ?ロシア通信社は18日、ロシアの國境警備隊に攻撃されて沈沒した「新星」號は香港の海運會社が所有する船舶で、西アフリカのシエラレオネ籍だと報じた。「新星」號は今回ロシアの沿海地方に米を輸送したところだった。ある消息筋によると、荷卸ししてから受取り手が米の受取りを拒んで裁判所に起訴。同時に貨物船を差し押さえて損失を補うよう要求していた。その後香港の海運會社が新星號の船長に直ちに帰港するよう指示を出し、帰國途中だったという。
ロシア保安庁沿海地方國境警備局によると、新星號が離岸した際、まだロシア側の許可を得ておらず、ロシアの國境に不法侵入した。同機関の職員は、「ロシア側は何度も船を止めるよう信號を出したが、新星號は中立水域に向かって航行を続けた」と説明。
ロシアのメディアはこれまで、ロシア國境軍の軍艦が新星號に向かって攻撃を加えたと報道していたが、最近になって新星號の沈沒は実際にはロシア軍艦の攻撃とはまったく関係ないと報じている。
「人民網日本語版」2009年2月19日
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