北京から上海を結ぶ京滬高速鉄道は2010年末に全線貫通し、2011年5月1日前にはレールの敷設が完成して、システムの調整と試験段階に入る予定だ。中國鉄道部副技師で運送局の張曙光局長は27日、京滬高速鉄道は現在、順調に建設されていると紹介した。
張局長は「日本、フランスなどが今、時速360キロの列車を研究開発しており、京滬高速鉄道は引き続き中國での高速鉄道の方面で優勢を保つ。そして完成後の時速は380キロメートルに達する見込みだ」と語った。
北京市鉄道局の劉瑞揚副局長は取材に対してこう話す。「すでに今年に著工すると決定した北京から張家口を結ぶ京張都市間鉄道は、來月に著工して建設が行われ、北京から唐山を結ぶ京唐高速専門路線も今年の10月前後に著工する予定だ」
京唐線と北京から瀋陽を結ぶ京瀋線の列車は北京東駅から発車し、京張線は北京北駅から発車する。北京を中心に放射狀の數本の鉄道が完成したあとは、高速鉄道の時速も250~350キロに達し、北京から各都市までの所要時間は唐山まで30分、張家口まで1時間以內、瀋陽まで3時間以內と大きく短縮されることになる。
また將來的に北京、天津、石家荘、唐山など渤海周辺の大都市間には公共交通のような鉄道線路網が建設され、バスや地下鉄のように十數分ごとに発車して始発と終電の時間が決められ、都市間の交通の手軽さが保障される。
「チャイナネット」 2009年7月28日 |