交通運輸部臺灣事務弁公室が明らかにしたところによると、臺灣?基隆の沖合海域で遭難した大陸部漁船1隻は、両岸(大陸部と臺灣)の協力の結果、迅速な救助が行われ、8人が救出された。
中國海上捜索救助センター総合當直室の関連責任者によると、29日午前7時50分、同室は大陸部漁業部門の通報を受け、大陸部漁船「浙玉漁4520」が臺灣?基隆の東北約30海里の彭佳島付近の海域で座礁し沈沒、船上にいた乗組員9人が落水し、救助を求めていた。通報を受け事態を重くみた交通運輸部は即座に行動を開始、福建省海上捜索救助センターに救助計畫の立案を依頼、付近を航行していた大陸部漁船3隻と共に現場に救助に向かった。同時にただちに臺灣中華捜索救助協會に通報し、遭難現場に向かうよう協力を要請した。
両岸による共同救助作業の結果、同日午前8時40分頃、5人の乗組員が大陸部漁船に救助された。のこる4人は午前9時30分、臺灣中華捜索救助協會が出動させたヘリコプターによって救助された。しかしうち1人はけがが原因で治療の甲斐無く死亡した。
大陸部漁業部門は救助された乗組員の大陸部帰還に関し、既に臺灣関係方面と連攜を取っている。
「人民網日本語版」2009年11月30日 |