大陸部では「機車」は「機関車」を意味するが、臺灣で「機車」と言えば「オートバイ」のことだ。米國のライス元國務長官は、大陸部では「頼斯」、臺灣では「雷斯」と表記される。臺灣海峽両岸の住民はいずれも、漢字を使用しているが、數々の相違點が見られる。海峽両岸の言語?文字専門家は、両岸の交流を促進し、漢字の用途の違いによる障壁を払拭するため、「中華大辭典」を共同で編纂する計畫という。繁體字?簡體字の併記による、両岸の語句、統一地名?人名を詳述したこの書籍は、3年以內に完成する見通し?!副本┤請蟆工瑏护à俊?/p>
両岸の住民の漢字の使い方は、大陸部の簡體字と臺灣の繁體字の違いだけではない。大陸部で使われている語句で、臺灣にないものが多い。逆に、臺灣で流行している言葉が大陸部にはないケースもある。さらに注意すべき點は、ひとつの言葉の意味が、大陸部と臺灣では全く違う場合があることだ。たとえば、「愛人」は、大陸部では「配偶者」のことだが、臺灣では「戀人」を指す。大陸部の「郵遞員」は、臺灣では「郵差」という。大陸部の「武術」を、臺灣では「國術」だ。このような違いはたびたび、両岸交流において、煩わしさや誤解をもたらす。教育部語言文字応用司の王登峰司長によると、「中華大辭典」の編纂目的は、両岸住民の交流の妨げを払拭できる辭書を完成させることという。
「人民網日本語版」2009年12月4日 |