燈ろうを吊るし「春聯(lián)」を貼って春節(jié)の準備をしている安県黃土鎮(zhèn)柴育村7組の申忠明さん一家
四川大地震が発生したのは2008年5月12日。この地震で被災した四川省の人たちは、2度目の春節(jié)をどのように迎えようとしているのだろうか。訪れた四川省綿陽市の安県では、年越し用品を買い求める人の姿や、干した肉の燻製、吊るされた燈ろう、家の門の両側(cè)に張られた「春聯(lián)」などがいたる所で見られ、とても穏やかで落ち著いた雰囲気だった。今までと違う點とといえば、住む家が新しくなったことと、新しくなることを望んでいたということだろうか。
こうした新しい住居は、地震で家屋が倒壊あるいはひどく損壊し、住む家がなくなったり住めなくなった農(nóng)家が建てたもので、各世帯に支給された1萬6000元から2萬2000元の國の補助金以外は、銀行に低金利ローンを申請して資金を集めた。
安県花荄鎮(zhèn)の前進村に住む張世明さんは新居に引っ越してからの様子をこう話す。「住環(huán)境が大いに改善され、気分もかなりすっきりしました。ローンのことは少し心配ですが、被災地の復興で求人數(shù)も増え、息子と嫁もこの近所の工事現(xiàn)場で仕事を見つけました。収入源が確保されていれば、生活していても希望が持てますから」
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