四川省江油市の政府関係者は2月10日、同市太平鎮(zhèn)の「根生博愛(ài)の家」を訪れ、四川大地震によって身寄りを失った子どもや高齢者、障害者といっしょに一足早い「団年飯」(大晦日に一家そろって食事をすること)を食べた。溫かい雰囲気で食事が進(jìn)むなか、子どもたちに新年の願(yuàn)いを聞いた。
田陳君(18歳):正社員になりたい
ニット帽をかぶった田陳君は、一律に支給された「愛(ài)心衣」を著ていないせいか、少し大人びて見(jiàn)える。地震で両親を失い、家も倒壊し、祖父母と自分だけが助かった。いまは政府の建設(shè)した仮設(shè)住宅に住み、年間約2000元の生活補(bǔ)助を受けている。
昨年高校を卒業(yè)したが、進(jìn)學(xué)は斷念。パソコンスクールに通ってプログラミングを?qū)Wんだ後、半年前にインターンシップ生としてある會(huì)社に入った。會(huì)社では特殊な家庭環(huán)境のために特別な配慮を受けることはないかと尋ねたところ、「仕事というのはその人の能力の體現(xiàn)です。僕は、自分の努力と能力によってご飯を食べていきたい。仕事をする上では他の人と何も変わりませんし、特別な配慮は必要ありません」ときっぱりと言った。
新しい1年はもっと多くのことを?qū)Wび、一日も早く正社員になって、給料をたくさんもらえるようになりたいと話す。仮設(shè)住宅は満3年で撤去される計(jì)畫(huà)で、その後暮らす住居は建設(shè)資金の一部を自ら捻出しなければならないからだ。自分はもう成年に達(dá)し、祖父母は高齢であるため、自分が生活を支えていかなければならないと考えている。
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