スイス?ローザンヌのビジネススクール、IMDが19日に発表した2010年「國際競爭力年度報告」によると、シンガポール、香港が1位、2位となり、長年にわたり首位だった米國が3位に転落、局面が打破された。アジア新興経済は強靱な回復により、その競爭力が開花した。中國大陸部は18位で、昨年よりも2位上昇した。
同報告によると、シンガポール、香港の経済は世界的な金融危機の影響を受け大きな波動が生じたものの、強大な弾力性を示した。両地域共に現在、アジア地區経済の強靱な拡大パワーを存分に生かしている。今年第1四半期(1-3月)、シンガポールの経済成長率は13%超を記録した。
中國大陸部は18位となり、BRICsの中でトップ。殘るインド、ブラジル、ロシアはそれぞれ31位、38位、51位だった。報告は、中國?インド経済に衰退傾向はみられないが、ブラジル、ロシアは國際商品価格の下落による打撃を受けたと指摘、世界経済全體が好転し、またBRICs4カ國の國內市場は巨大で、インフラも良好であり、投資需要も旺盛であることから、BRICsの前途は明るいとしている。
アジアのその他の経済體では、臺灣、マレーシアがいずれも昨年より大幅に順位を上げ、8位、10位となった。韓國、日本は23位、27位。韓國は上昇し、日本は転落した。
「人民網日本語版」2010年5月21日