北京オリンピック公園管理委員會は31日、「五輪モデル」と「感動五輪」という2つの書物を発表、書面では北京五輪の際に開幕式入場券18枚が紛失し、開幕式を狙った重大テロ事件などの可能性があったことが明らかにされた。

両書は立案、取材、編集に1年が費やされ、同公園エリアでの業務に従事した経験を有する幹部、スタッフ、ボランティアら100人を取材、感動的な物語と共に、當時の驚くべき緊急事態も披露された。

北京五輪期間中に五輪安全保障業務の責任者を務めた北京市公安局內保局國保処の郭智?処長の話によると、開幕式當日、式典に參加する外國代表団の入場券18枚が失われたとの情報が入り、開幕式の安全に甚大な脅威をもたらした。「紛失事件」発生後、指揮部は即座に緊急手配を行い、入場者1人ずつに綿密な検査を実施した結果、紛失した入場券は徐々に発見されたという。本來當該入場券を振り分けられていた外國人18人はすみやかに確認され、重大なテロの危険性は消え、開幕式の絶対的な安全が確保された。

「人民網日本語版」2010年8月2日