5月23日BBCによると、インドの2011年國勢調査の結果から、インドでは過去10年間で7歳以下の女児の人數が急激に減少、約800萬人の女児が墮胎されたことになる。
國勢調査のデータによると、1961年、7歳以下のインド男女児童の割合は1000:976だったが、現在は1000:914に下がっている。墮胎された女児の數は約800萬人に達した。インドの首都ニューデリーではもっと厳しく、男女児童の比例はすでに1000:866になっている。
女性の人數は壽命の延長など要素で改善されるが、インド若者の男女の割合は依然として世界で最大の格差がある。女児人數が急激に減少する原因は出産前の性別測定だと考える人は多い。
インドでは女児は家庭の厄介者と見なされる。結婚前に実家は大量に嫁入り道具を用意する必要があり、大部分の人は男児が産みたいと望む。30年前、超音波スキャンで性別判別することがインドの女性で盛んに行われ、政府は女児の墮胎を急速に増加する人口を抑制する有効な手段として採用していた。今インドには約4萬社の超音波検査治療所が経営されている。
インドのマンモハン?シン首相が、女児の流産と墮胎は國の恥で、罪のない女児を救うように呼びかけた。有名な人権活動家サブー?ジョージ(Sabu George)氏が、政府はこれまでの女児を殺害する悪習慣を根絶する決心をはっきりと示していないと非難した。
ほとんどの超音波検査治療所は不法な性別検査?測定はしていないというが、女性はどこで女児の検査や墮胎が出來るか知っている。5つ星ランクの診療所で、性別測定と女児の墮胎はあわせて1萬ルピー(約18萬円)、安いところならわずか數百ルビーで可能だ。
インド國勢調査活動の責任者Varsha Joshi氏は、「現在、性別測定行為に有効な措置を採用しなければならない。さもなくばインドの未來がどのようになるのか想像できない」という。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月24日