各國の軍隊に得意分野があるように、各國の五輪代表団にも得意種目があり、1つの國がある種目のメダルを総なめということも珍しくない。中國チームの「お家蕓」はというと、おなじみの卓球やバトミントン、水泳の飛び込み、體操、重量挙げ、射撃の6種目。この種目に出場する選手の成績が中國代表団の総合順位を直接左右する。中國共産黨の機関紙「人民日報」(海外版)が報じた。
4年前の北京五輪時のデータを見てみると、天候條件や団結(jié)力、さらにホームでの開催とあって、中國代表団は計51枚の金メダルを獲得。これまでトップの座を守っていた米國を抜き、初めて金メダル獲得數(shù)トップの座に就いた。この51枚の金メダルのうち、実に70%を占める36枚を「お家蕓」の6種目で獲得している。36枚という數(shù)字はちょうど米國が同五輪で獲得した金メダルの総數(shù)。さらに過去の五輪を振り返ってみると、中國チームは參加した最近7回の大會で計163枚の金メダルを獲得。うち75%を占める123枚が「お家蕓」の6種目なのだ。このように、この6種目は中國チームにとって非常に重要な位置を占めている。
中國人選手は2011年の國際選手権で卓球、バトミントン、飛び込み3種目の金メダルを獨占しており、同3種目は中國代表団の得意中の得意種目と言える。うち中國の國技である卓球は、最近のオリンピックで金メダルを総なめし、まさに獨壇場。一方、バトミントンや飛び込みでは表彰臺を獨占したということはないが、最近の國際選手権でも確実に金メダルを獲得している。これらのことを考えると、7月27日から8月12日まで英國で開催される予定のロンドン五輪でも、中國のまさに「ドリームチーム」が同3種目で圧倒的な実力を見せつけると期待できる。