中國版ツイッター「微博(ミニブログ)」で「癡漢に遭いたくなかったら、露出の多い服裝での乗車は控えて下さい」と女性の乗客に呼びかけ、物議をかもした上海地下鉄第2運営會社(上海地下鉄二運)に対し、中國全國8都市の男性弁護士10人が22日、具體策を盛り込んだ癡漢防止態勢づくりに関する提案書を連名で送った。うち北京?天津?深セン?成都?南京の弁護士5人は、各都市の地下鉄運営會社に対し、癡漢防止策に関する問い合わせも行った。北京の日刊紙?京華時報が伝えた。
上海地下鉄二運は6月21日、公式ミニブログで、下著まで透けて見える黒ワンピースを著た女性客の後ろ姿の畫像とともに、「このような服裝で地下鉄に乗ったなら、癡漢の被害に遭わない方がおかしい。女性の皆さん、もっと自分を大切にして下さい」というコメントを掲載、ユーザーの熱い論議の的となった。
中國全國8都市の男性弁護士10人は22日、具體策を盛り込んだ癡漢防止態勢づくりに関する提案書を上海地下鉄に連名で送付した。提案書の內容は、▽癡漢防止に向けた具體的な対策措置を定める▽地下鉄係員向けに癡漢対策研修を行う▽癡漢被害に遭った際の苦情ルートを設ける▽癡漢防止のための宣伝を強化する▽最初に苦情や問い合わせを受けた職員が最後まで責任を持って対応する「首問責任制」を実施する▽セクハラ防止PRの窓口としてのミニブログの役割を強化する---の6項目。
「人民網日本語版」2012年8月23日