複雑に聞こえるが、上海のオークション制度は北京の制度よりも優れていると専門家は指摘する。オークションを行う上海と異なり、北京は抽選でナンバープレートを割り當てる。申請者の支払う管理費もずっと低い。
中國社會科學院都市発展?環境研究センター主任を務めたことのある牛鳳瑞氏は「上海の制度はより合理的で明確に感じる」と指摘。「北京と上海の違いは上海はナンバープレートの取得希望者にお金を払わせる點にある。北京の制度は完全に運任せで、不適切な割り當てを招く可能性が高いように感じる。誰でも抽選に參加できるが、當選者全てが本當に車を買いたいわけではない」と述べた。
牛氏はさらに「無料でナンバープレートを手に入れた場合、本當に車を買いたかったわけではない人でも車を買いに行く可能性が高い。これは一定臺數の『不必要な』自動車を生じさせ、北京の道路への負擔も増すだろう」と述べた。
上海の制度には交通狀況を改善する可能性があるが、オークション制度では富裕でない人には見ただけで尻込みするような高値がついてしまうとの聲もある。
交通運輸部(交通運輸省)管理幹部學院の張柱庭教授は「政府はインフラと公共交通の整備を強化して、より多くの人が自家用車ではなく、地下鉄や公共交通を選択するようにすべきだ」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年1月29日