男子100メートルのベテランである朝原宣治がまもなく、北京五輪の舞臺に姿を現す。現在36歳の朝原は、今回が4回目の五輪出場となる。経験豊富なベテランとして、五輪に出場する若いアスリートのプレッシャーをやわらげる役目を果たしている。その方法は一緒に風呂に入り、語り合ったり、アドバイスしたりすることだという。
日本短距離のトップアスリートである末続慎吾も五輪出場を決めている。先輩にあたる朝原を質問攻めにしたという末続によると、朝原と風呂で話すのはとても助けになる。人を助けるのが好きでおだやかな性格をした朝原がいることで他の選手の気持ちも落ち著くという。
朝原は今年6月、日本選手権大會の100Mで、塚原直貴に次ぐ2位となり、五輪出場権を獲得した。日本の陸上種目でメダルが期待される選手はこのほか、女子マラソン金メダリストの野口みずきや男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治らがいる。
「人民網日本語版」2008年8月1日 |