オリンピックの試合中継を攜帯電話へ配信するテレビ配信サービスは、オリンピック開催史上初めてだ。今回の北京オリンピックは、テレビ付き攜帯電話を持っていれば、いつどこでもオリンピックを観戦することができる。
攜帯電話へのテレビ配信サービスのほかにも、今回はオリンピック開催史上、數多くの世界初が誕生している。
オリンピック聖火リレーの中継のために、標高6500メートルという、世界最高の移動通信基地局が設置された。またショートメッセージによるオリンピック?スローガンの同時配信、マルチメディア?メッセージ「彩信」と、WAPサービスを通じたオリンピックマスコットや聖火トーチ、聖火リレーのルートの同時配信、無線音楽伝達方式によるオリンピックのテーマソングとパラリンピックのテーマソング配信だ。
間もなく始まる北京オリンピックの試合中、世界各地のオリンピック組織委員會、メディア関係者、一般の観戦者たちは、3つの大きな分野の25種類の無線サービスを受けることがでる。中でも攜帯電話による北京五輪オフィシャルサイトの閲覧、無線インフォメーションサービス、リアルタイムの動畫受信、無線動畫同時受信、攜帯電話のトランシーバ対応など、9つの目新しいサービスも今回のオリンピックが初めてだ。
チャイナモバイルの王建宙総裁は、「オリンピックはスポーツ選手の競技場であるだけでなく、新世代の情報通信技術を競う舞臺にもなる」と話す。北京オリンピックでは、中國が打ち出した世界三大3G標準の1つであるTD-SCDMAサービスが初めてオリンピックでサービスを始め、これは中國にとって通信事業の発展と自主的革新の成果を世界にアピールする重要なチャンスでもある。
「チャイナネット」2008年8月4日 |