自ら車を運転して出かける、というのが多くの身體障害者に共通の願望だ。中國身體障害者連合會権益擁護部の薄紹曄主任は新華ネットの取材を受けた際、「関係當局が積極的に推進しているなか、國內でも身障者が車を運転できる日は大幅に速まると信じている」と強調した。
北京パラリンピックの開催で、社會は身障者をより深く、より幅広く理解するようになり、彼らの競技會場での粘り強く戦う精神を肌で感じただけでなく、彼らの社會活動に參與したという強い願望を深く知ることができた。薄主任は「健常者のように、自転車の時代、オートバイの時代から、現在の車時代と、これは國の経済発展レベルと一定の関係があるが、身障者の社會生活への參與も同様に求められているものである」と指摘。
さらに薄主任は「身障者が車を運転する問題では、安全性が問題ではなく、技術的保障も問題なのではなく、必要なのは関連する法律や法規であり、彼らに車を改良する多くの補助裝置を提供して、生理的欠陥で失われた操作機能を補わせることが必要だ」との考えを示した。
わが國ではすでに左下肢に障害のある人は車の運転が許されている。2004年に打ち出されたこの政策は多くの身障者に歓迎され、一部の身障者は試験に合格して運転免許証を取得している。今年3月に施行された國家基準「肢體障害者による車運転操縦のための補助裝置」は、身障者の機能を補うのに必要な補助裝置について若干の基準を設けたものだ。
薄主任は「國は現在、計畫的かつ段階的に推進しており、われわれも関係機関に身障者の車運転に関する法律や法規、具體的措置の制定を速めるよう訴えている。より多くの身障者が車を運転し、よりスムーズに社會生活に溶け込めるよう期待している」と語った。
「チャイナネット」2008年9月23日 |