中國共産黨第17回全國代表大會が15日開幕した。この大會に出席するため、全國各地からの代表が北京に集まっている。このうち、內蒙古自治區の林業科學研究院砂漠研究所の閻徳仁所長は、ここ五年、內蒙古自治區が砂漠緑化で収めた成果を紹介し、「ここ數年、自治區政府や黨委員會が砂漠緑化を重視したことにより、自治區の砂漠化或いは潛在的砂漠化した面積は合わせて208.67萬ヘクタール余り減少した。それに國家天然林保護プロジェクトの実施によって、森林カバー率が13.57%まで上がり、森林面積は合わせて12.9億立方メートルに達した。ここ50年、砂漠化或いは潛在的砂漠化した面積が減少したのは初めてだ」と記者に述べた。
胡錦濤総書記の報告に関しては、閻所長は、「科學的な発展や調和の取れた社會建設の理念は砂漠緑化と主旨が合致する。人と自然の調和が取れて初めて、経済発展が確保される」と述べた。
そして、亡き日本の砂漠緑化の研究者遠山正瑛さんについて閻所長は、「もちろん遠山先生のことを知っている。彼は生前、毎年日本人のボランティアを率いて、內蒙古自治區クブチ砂漠の恩格貝で造林を続けていた。心から尊敬、感謝している。砂漠緑化はもう中國だけのことではなく、國際社會、特に隣國の日本にも注目されている。これからも日本の友人や専門家と一緒に努力して、砂漠緑化に盡力していきたい」と述べた。
「中國國際放送局 日本語部」より2007/10/16