改革の全面的深化における
若干の重要な問題に関する
中共中央の決定
(2013年11月12日中國共産黨第18期中央委員會第3回全體會議にて採択)
中國共産黨第18回全國代表大會の改革の全面的深化に関する戦略配置を貫徹し、著実に実施すべく、中國共産黨第18期中央委員會第3回全體會議(三中全會)は改革の全面的深化における若干の重要な問題について検討し、以下のような決定を行った。
一、改革の全面的深化の重要な意義と指導思想
(1)改革開放は、黨が新たな時代條件のもとで全國各民族の人民を率いて推し進める新たな偉大な革命であり、現代中國の最も鮮明な特色である。黨の第11期三中全會開催以來の35年間に、われわれの黨は大きな政治的勇気をもって、経済體制、政治體制、文化體制、社會體制、生態文明體制、及び黨の建設制度の改革を鋭意推進し、開放をたえず拡大し、その決意の固さ、変革の深さ、影響の広さはかつてなかったもので、世界中が注目する成果をあげた。
改革開放の最も主な成果は中國の特色ある社會主義を切り開き発展させ、社會主義近代化建設のために強大な原動力と力強い保障を與えたことである。事実が立証しているように、改革開放は現代中國の命運を決定する鍵となる選択であり、黨と人民の事業が時代に急ピッチで追いつくための重要な切り札であった。
実踐の発展には永遠に終わりがなく、思想の解放には永遠に終わりがなく、改革開放にも永遠に終わりがない。新たな情勢、新たな任務に立ち向かい、小康社
會(ややゆとりのある社會)を全面的に実現し、富強?民主?文明?調和の社會主義近代化國家を建設し、中華民族の偉大な復興という中國の夢を実現するには、新たな歴史的起點において改革を全面的に深化させなければならず、中國の特色ある社會主義の道への自信、理論上の自信、制度上の自信をたえず強めていかなければならない。
(2)改革の全面的深化にあたっては、中國の特色ある社會主義という偉大な旗印を高く掲げ、マルクス?レーニン主義、毛沢東思想、?小平理論、「三つの代表」の重要思想、科學的発展観を導きとし、信念を固め、コンセンサスを結集し、統一的に計畫立案し、協力して推進し、社會主義市場経済の改革の方向を堅持し、社會の公平?正義の促進、人民の福祉の増進を出発點及び立腳點とし、思想をさらに解放し、社會生産力を解放し発展させ、社會の活力を解放し強化し、各方面の體制?仕組みの弊害を斷固として排除し、中國の特色ある社會主義事業のさらに広々とした展望を切り開かなければならない。
改革の全面的深化の全般的目標は、中國の特色ある社會主義制度をより完全なものにし、さらに発展させ、國のガバナンス體系とガバナンス能力の近代化を促すことである。改革の系統性、全體性、協調性をいっそう重視し、社會主義市場経済、民主政治、先進文化、調和社會、生態文明の発展を加速し、労働、知識、技術、管理、資本のあらゆる活力が競ってほとばしり出るようにし、社會の富を創出するあらゆる源泉が十分に湧き出るようにし、発展の成果がより多く、より公平に國民全體に恩恵をもたらすようにしなければならない。