溫家寶総理は3月5日、第11期全國人民代表大會第一回會議(全人代)で政府活動報告を行った。この中で溫総理は、過去5年間の政府の作業(yè)を総括し、中國の経済?社會の発展で存在している矛盾や問題を踏まえた上で、2008年の政策や方針、政府作業(yè)の重點を明確にした。
ポイント1:08年の政府作業(yè)の全般を貫く民生問題
08年の政府の9つの重點な作業(yè)の中で、農(nóng)業(yè)基盤施設(shè)の建設(shè)やマクロ調(diào)整、構(gòu)造調(diào)整、エネルギー削減、環(huán)境保護(hù)、民主?法制度整備の推進(jìn)、調(diào)和社會の建設(shè)は、いずれも民政の問題と密接に係わっている。
報告では、物価が國民の切実な利益と関係ある問題と位置づけ、インフレ抑制を08年のマクロ調(diào)整の重要な任務(wù)としている。そして有効供給の増加と不合理な需要抑制の両面から、物価水準(zhǔn)全般の過激な上昇を抑える9つの措置を打ち出した。
08年の政府作業(yè)に関する一連の措置を見ると、民生問題は政府作業(yè)の全てを貫いている。価格水準(zhǔn)全般の過激な上昇の抑制、社會保障システムの完備、醫(yī)療改革の推進(jìn)、住宅保障システム構(gòu)築関連の4つの措置、エネルギー削減や環(huán)境保護(hù)の拡大、農(nóng)業(yè)基盤施設(shè)建設(shè)の強(qiáng)化、農(nóng)民の収益増の促進(jìn)の全てにおいて、明確な政策や措施があり、こうした政策や措置は、いずれも政府が民生問題を重視している現(xiàn)れである。
ポイント2:改革?開放は中國の運命を決定付ける戦略と據(jù)付け
溫総理は政府報告の中で、「改革?開放は、現(xiàn)代中國の運命を左右する重大かつ肝心な選択」と、改革?開放が中國の運命を決定付ける高いレベルの戦略であると言及した。そして中國政府は、あくまでも改革?開放を堅持する決意を示し、國民は改革?開放への認(rèn)識をより深めた。
また確固として経済體制改革や政治體制改革を進(jìn)め、社會主義民主政治の発展や、社會主義市場経済體制の完備、生産力を解放して発展させ、社會の公平や正義の実現(xiàn)を促進(jìn)することをはっきり打ち出している。
金融開放は、國力を増強(qiáng)する上で非常に重要なものだとし、全面的開放を政府が堅持する姿勢を明確にした。政府は今年、引き続き銀行業(yè)の改革を深め、中國農(nóng)業(yè)銀行の株式制改革と、國家開発銀行改革の推進(jìn)を重點とする。
金融體制改革のほかにも、國有企業(yè)改革の推進(jìn)、財政體制改革の深化、対外開放分野の拡大、改革?開放の程度の強(qiáng)化などに関する一連の改革に関する措置も提起された。