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中國、脳死患者からの臓器移植容認へ
発信時間: 2008-03-08 | チャイナネット

全國政治協商會議委員を務める衛生部の黃潔夫?副部長によると、衛生部など関係部門は4月、「醫療衛生界脳死判定始動會」を開催する。脳死患者を擔當する醫療機構は、家族の同意と第三者(認定を行う機関以外の醫療機構)の判斷を経れば、患者の脳死を宣告することができるようになり、脳死患者からの組織?臓器の移植が可能となる。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。

黃副部長によると、昨年5月に施行された「人體器官移植條例」は、臓器移植の醫療上の安全を確保するものだが、臓器移植で最も大きな問題は移植臓器の不足。臓器不足を解消するためには、従來の死亡判斷に関する認識を改め、脳死を正式に認めていく必要がある。従來は心臓停止をもって死亡としていたが、臓器は心臓停止15分後に死んでしまうため、患者に移植提供の意思がある場合も移植機會は限られていた。脳死患者からの移植が可能となれば、醫療機関は人工呼吸器を使って脳死患者の心臓の働きを維持し、臓器の移植を待つことができるようになる。脳死判定にあたっての具體的な基準と手続は、4月の脳死判定始動會で定められる予定だ。中國の醫學界は今後、脳死という概念を正式に認め、脳死の判定と宣告にとりかかっていく。

黃副部長によると、脳死の判定にあたっては、第三者の鑑定と家族の同意が必要となる。また「人體器官移植條例」には、脳死患者からの臓器移植に関する規定はない。衛生部器官移植委員會は4月に會議を開き、規定を作成していく方針だ。

「人民網日本語版」2008年3月8日

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