外交部の劉建超報道官は10日の記者會見で、抗日戦爭勝利60周年記念活動について、記者の質問に答えた。
――中國は抗日戦爭勝利60周年記念活動を開催する。日本政府はかつて、中國の愛國主義教育における一部の活動や內容を批判したが、中國の記念活動は中日関係にどのような影響を及ぼすか。
中國の人民が抗日戦爭の勝利60周年を記念するだけでなく、このように非常に重要な日には、アジアの人民や全世界の人民が記念するに値する。日本の人民もこの重要な日を記念すべきだ。なぜなら、抗日戦爭の勝利は中國の人民、アジアの人民、その他の國の人民が被った重大な災厄を終わらせただけでなく、日本の人民があの戦爭で被った深い災厄も終わらせたからだ。これは中日両國の人民が共同で記念するに値する日だ。
記念活動の目的は、人民に歴史を明確に認識させ、「歴史を鑑(かがみ)として未來に向かう」を真に実行させることにある。こうした記念活動は中日関係にプラスであり、(両者は)相容れないものではない。これにより両國人民は歴史をより明確に認識し、貴重な中日の友情と友好協力関係をさらに大切にするだろう。これを契機に、中日関係が引き続き前進することを望む。
抗日戦爭は世界反ファシスト戦爭の重要な構成部分であり、抗日戦爭を記念することは世界的にも歴史的な意義がある。
「人民網日本語版」2005年5月11日