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東中國海のガス田問題が再びヒートアップしようとしている。日本側(cè)は5日、外務(wù)大臣と官房長官、経済産業(yè)大臣という重量級人物3人が次々と聲明を発表し、東中國海のガス田「天外天」を中國が一方的に開発していることに不満を示し、日本政府が中國に抗議を申し入れていることを明らかにした。日本メディアも「中國が合意を破った」と報(bào)道している。中國外交部は4日、「天外天」などのガス田が中國管轄下の海域にあることは異論の余地がなく、関連するガス田を開発することは中國固有の主権行使であり、「合意違反」は日本メディアの曲解であるとの立場を明らかにした。日本の共同通信は、東中國海のガス田をめぐる雙方の対立は中日間の新たな火種となる可能性があると報(bào)道している。中國社會科學(xué)院日本研究所の金煕徳?副所長は、「東中國海のガス田問題は中日関係に非常に大きなマイナス影響をおよぼしてきた。日本側(cè)はこれを持ち出して問題を再燃させるべきではない」と語った。「環(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。

▽中國海域に屬する「天外天」

AFP通信の5日の報(bào)道によると、昨年6月に結(jié)ばれた中日間の合意では「天外天」は言及されていなかったが、日本はこれを今後の協(xié)議の一部となるものと捉えている。英國紙「テレグラフ」は、「海底油田をめぐる日本と中國の論爭」と題した記事で、「日本経済産業(yè)省は中國側(cè)の開発動向を監(jiān)視し、パトロール機(jī)で中國側(cè)の動きを記録してきた」「昨年の合意前、雙方はパトロール艇や偵察機(jī)を派遣しており、問題の海域で衝突が起こるのではないかとの心配があった」と伝えた。ロイター通信は、中曽根外務(wù)大臣が「當(dāng)面の急務(wù)はできるだけ早く會談を開くことだ」と語ったと伝えている。

ガス田「天外天」は、ガス田「春暁」と同様、石油採掘?qū)熼T家の言う「東中國海盆地の西湖凹陥」に位置する。東中國海盆地とは、福建省や浙江省の東、臺灣の北、韓國の南にあり、26萬平方キロにわたって広がる地域を指す。この地域には4つの低地と3つの隆起がある。「西湖凹陥」はそのうちの長さ400キロ、幅150キロの地域だ。資源調(diào)査の結(jié)果、この地域には天然ガスが豊富にあることがわかっており、中國近海の重要なガス田となっている。埋蔵資源は天然ガスを中心とし、軽質(zhì)原油も存在する。

「西湖凹陥」は本來、大陸棚の境界線畫定問題にはかかわらない海域だ。中國石油天然気（ペトロチャイナ）はこの地域に対する資源調(diào)査と開発を早くから進(jìn)めてきた。これまでに、「平湖」「寶雲(yún)亭」「武雲(yún)亭」「孔雀亭」「春暁」「天外天」「殘雪」「斷橋」など8つのガス田と「玉泉」「秋月」「孤山」の3つのガス含有構(gòu)造が発見されている。中國海洋石油と中國石油化工、シェル、ユノカルは03年8月、「西湖凹陥」での共同開発に合意した。當(dāng)時(shí)は、「春暁」「平湖」「天外天」のいずれも中日の民間世論の注目を浴びることはなかった。

東中國海の境界線畫定問題は、國連海洋法條約が定める200カイリの排他的経済水域を由來としている。中日間の東中國海の幅は400カイリに満たない。中國側(cè)が大陸棚延長という原則によって経済水域を畫定しようとしているのに対し、日本側(cè)は「中間線」を主張している。だがペトロチャイナが活動しているのは寧波市から東南300キロ付近の地點(diǎn)であり、中國側(cè)が認(rèn)めない「中間線」にさえ及ばず、中日間で論爭のある海域には屬していない。

▽中日は危機(jī)の回避を

中國社會科學(xué)院日本研究所の金煕徳?副所長によると、昨年6月18日に中日両國がまとめた合意案には、ガス田「春暁」の開発に日本が參加することと、北部の海域をもう1カ所選んで共同開発をすることが盛り込まれた?！搁_発參加と共同開発は二つの異なる考え方だ。前者は、主権は中國にあるという前提の下、日本企業(yè)が、中國で展開する全ての海外企業(yè)と同様に、中國にある企業(yè)に投資することができるということを指す。後者は、主権の問題を棚上げするという前提の下、両者が共同開発することを指す?！禾焱馓臁护险摖帳韦胜ずＳ颏宋恢盲筏皮辍⒐餐_発や開発參加などの問題にはかかわらない」。

中國全國日本経済學(xué)會の馮昭奎?副會長は、ここ2年で大きく改善した中日関係が「天外天」問題で後退することは避けなければならないと呼びかける。日本の政局は不安定で、経済も困難に直面しており、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の就任で日米関係にも変化があることが予想される。日本は今こそ、周辺諸國と良好な関係を築くことを必要としている?！溉毡兢握渭窑我徊郡长问录蚶盲筏泼褡逯髁xの情緒をあおり、政治力を高めようとする可能性もある」と馮副會長は語る。

金副所長によると、中日関係は現(xiàn)在、共同の利益と相互の不一致が共存する段階に入っている。共同利益は不一致よりもはるかに大きく、中日関係を発展させる原動力となっている。だが不一致が存在する以上、ある程度のトラブルの発生を避けることはできない。「中日関係は現(xiàn)在、これまでにない複雑な局面を迎えており、いかなる出來事も誇張報(bào)道の対象になりうる。中日両國の政府と各界は中日関係を促進(jìn)する活動をさらに行い、故意の誇張報(bào)道を防止する責(zé)任がある」と金副所長は指摘する。

「人民網(wǎng)日本語版」2009年01月07日