ニューヨークの國連本部で4日行われた、核拡散防止條約(NPT)再検討會議に向けた準備委員會の一般演説で、中國代表の成競業?外交部軍備抑制司長は「米ロは最大の核兵器保有國として、核軍縮に対して特殊責任、先行責任を負う。米ロが引き続き核兵器を大幅に削減することが、核軍縮プロセスを推し進め、さらには全面的?徹底的な核軍縮を最終的に実現するうえで不可欠だ」と指摘した。「中國新聞網」が伝えた。
成司長は「中國は米ロ両國による新たな二國間核軍縮條約交渉の開始を歓迎する。両國が検証可能かつ不可逆な方式で核兵器をさらに削減することを希望する。核軍縮プロセスを推し進めるため、核兵器保有國は核兵器の全面的?徹底的な廃棄を明確に約束するとともに、できるだけ早くこれについて協議し、國際的な法的文書を締結すべきである」と述べた。
核拡散問題については「中國は、拡散防止を理由に非核國による原子力の平和利用の権利を制限または剝奪することにも、平和利用を口実に核拡散活動に攜わることにも反対する」と再度言明した。
また「國際的な核不拡散體制の強化と、核兵器拡散リスクの除去は、國際社會が抱える重要な課題だ。中國は、6カ國協議は依然として、朝鮮半島の核問題を処理する効果的な枠組だと考えている。関係各國は大局に目を向け、冷靜さと自制を保ち、共同で6カ國協議プロセスを守り、半島の平和と安定を守るべきだ」と述べた。
「人民網日本語版」2009年5月5日