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米政府はクリントン氏の平壌訪問(wèn)を「私的訪問(wèn)」と説明し、その「政府色」を薄めようと躍起だ。一部メディアは想像力ある憶測(cè)をし、1994年6月のカーター元大統(tǒng)領(lǐng)の訪朝との比較も行っている。

クリントン政権期の第一次朝鮮核危機(jī)で、両國(guó)が戦爭(zhēng)の瀬戸際に近づいた時(shí)、カーター元大統(tǒng)領(lǐng)の訪朝は、危機(jī)の解消を直接的に促した。その後米朝はさまざまなルートを通じて「米朝枠組み合意」の実行について頻繁に意思を疎通。協(xié)議內(nèi)容も核問(wèn)題からミサイル問(wèn)題へと徐々に拡大していった。雙方は他の分野でも成果を上げ、歴史的な高官訪問(wèn)も実現(xiàn)した。

朝鮮との交渉経験があるクリントン氏も、今回の「電撃訪問(wèn)」で核問(wèn)題について大きな突破口を開(kāi)くことはできなかった。15年前の朝鮮核危機(jī)と今日の膠著局面とは、情勢(shì)?性質(zhì)?解決枠組の面で、大きく異なっている。15年前の朝鮮は核開(kāi)発の疑いがあるだけだった。だが今ではすでに核実験を2度行い、核保有國(guó)宣言すらしている。15年前のカーター訪朝前夜、すでに米國(guó)は対朝武力行使に向けて朝鮮半島への増兵を真剣に検討し、朝鮮核危機(jī)は「戦爭(zhēng)と平和」の分水嶺に達(dá)していた。今や、朝鮮核危機(jī)はほぼヒートアップし盡くし、膠著局面が続き、その打開(kāi)を求める段階に入っている。15年前の朝鮮核危機(jī)は、米朝2國(guó)間ルートを通じて交渉で解決するのにより適した、核不拡散の問(wèn)題だった。だが今や、朝鮮の核保有問(wèn)題は北東アジアの安全と安定に関わる重要な議題となり、多角的ルートを通じた解決の推進(jìn)を必要としている。

朝鮮半島の非核化と核不拡散は、米朝間だけの問(wèn)題ではなく、関係各國(guó)の安全保障上の利益に関わる、地域の問(wèn)題だ。第一次朝鮮核危機(jī)の解消は、米朝2國(guó)間協(xié)議の形で実現(xiàn)されたが、その舞臺(tái)裏には常に多角的努力があった。実際に「米朝枠組み合意」も多くの國(guó)の助力によって実行されたものだ。関係各國(guó)の參與と支持がなければ、朝鮮半島核問(wèn)題の「解決」も、不徹底で、持続不能なものとなる。第二次朝鮮核危機(jī)以降、関係各國(guó)は舞臺(tái)裏から表舞臺(tái)に出てきて、6カ國(guó)協(xié)議という多角的枠組みを通じて、核問(wèn)題の最終的な解決に向けて多大な貢獻(xiàn)をしてきた。

同様に見(jiàn)落としてならないのは、朝鮮半島の平和と安定、核危機(jī)の起因と推移の過(guò)程において、米朝2國(guó)間要素は、問(wèn)題であると同時(shí)に解決の要でもあるということだ。冷戦終結(jié)からすでに20年近くが経ったが、米國(guó)は朝鮮の脅威を理由に北東アジアにおける軍事的プレゼンスを保ち、朝鮮のミサイル問(wèn)題をミサイル防衛(wèi)システム開(kāi)発の根拠としている。同様に、朝鮮は米國(guó)の「敵視政策」によって、核武裝を正當(dāng)化している。米朝関係の現(xiàn)狀は、依然として冷戦の遺物のままだ。

厚い氷を溶かす鍵は、相互信頼の構(gòu)築だ。15年前のカーター訪朝は、核危機(jī)の決定的な転換點(diǎn)となった。これは核危機(jī)をめぐる當(dāng)時(shí)の情勢(shì)によるものだ。クリントン氏の平壌訪問(wèn)は、すぐに目に見(jiàn)える突破口を開(kāi)いたとは言い難いが、もし米朝雙方が接觸し、両國(guó)間の溝を?qū)g質(zhì)的に解決するための機(jī)會(huì)を得、將來(lái)的に多角的枠組みを通じて核危機(jī)を解消する信念を構(gòu)築できたなら、核問(wèn)題の最終的な解決にプラスとなる。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2009年8月7日