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新ポジション、新枠組、新しい道のり① |
発信時間: 2009-11-18 | チャイナネット |
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―2009年中米首脳會談の傍聴記
中國の胡錦濤國家主席は17日9時50分、北京の人民大會堂でオバマ米大統領を歓迎し、両國の首脳はしっかりと握手を交わした。 37年前の1972年の冬、ニクソン元大統領は北京空港で自ら周恩來総理に手を伸ばし「私は太平洋を越えて中國の人たちと握手する」と語った。30年前の冬、鄧小平氏はホワイトハウスで、カーター元大統領としっかりと握手した。そして「両國の人たちは今、握手している」と意味深長な言葉を殘した。今回、中米両國の首脳が再び握手をしたのは、両國の國交樹立30年への追想と敬意であり、將來への期待と祝福でもある。 予定を40分もオーバーした公式會談後、胡錦濤主席とオバマ大統領は人民大會堂の西ホールで共同記者會見に臨んだ。世界各國のメディアに対し胡錦濤主席は「両國は21世紀の積極的?協力的?全面的な中米関係を共同で建設し、適切な行動を講じて、共に直面しているチャレンジへ対応するパートナーシップを確かな足取りで構築する」と語った。オバマ大統領は「米中関係は私たちの共同の未來にとってこれほど重要だったことはない。米國は中國が國際舞臺でより大きな役割を果たすことを歓迎する」と述べた。 これは中米関係について最新の説明であり、4月にロンドンで開催されたG20金融サミットで両國首脳が打ち出した中米関係のポジションをさらに明確にし、より多くの戦略的な內容を加えた。 中米の往來史で、ニクソン元大統領の中國訪問は両國関係の厚い氷を打ち壊し、鄧小平氏の米國訪問は中米関係を飛躍させ、1997年の江沢民氏の米國訪問は21世紀に向けた中米関係の発展目標と原則、指導方針を明確にした。そして2006年の胡錦濤國家主席の米國訪問は、両國が持つ広範で重要な共同戦略の利益と、利益関係者だけでなく建設的な協力者であることが確認された。 オバマ氏は就任1年目に中國を公式訪問した初の米大統領であり、オバマ氏の訪問は、30年の風雨を経験した中米関係が成熟の方向に向かっていることをはっきりと表している。この30年、両國の力の比較や國際情勢の変化とともに、中米関係は益々強固なものになり、そのポジションも変化し続けている。最大の先進國である米國は現実の変化に基づいて、新興の発展途上國である中國との付き合い方を調整している。 今年の7月の中米戦略経済対話の開幕式に出席したオバマ大統領は「新しい大統領、そしてバスケットボールのファンとして、姚明選手から一つの道理を教えられた。姚明選手は、チームの中では新しい選手でもベテラン選手でも、時間をかけて自分を調整し、他の選手に適応しなければならないと言っている。今回の対話を通じて私は、姚明選手のレベルに達する自信がある」とあいさつした。 オバマ大統領の謙虛で禮儀正しい態度は、現実の変化にも関係する。去年、発生した國際金融危機は、世界に中國を再度、認識させた。イギリスの「ファイナンス?タイムズ」紙は、「中國は米國の最大の債権者であり、中國に対する米國の説教は意義を失った。普通は債務者が債権者に授業することはないだろう」と報道した。 「チャイナネット」 2009年11月18日 |
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