「中國海洋発展報告2010」が11日に発表された。「報告」によると、2010年を迎えた現在、中國の海洋発展は新たなステップに上がり、國家レベルの新たな戦略と対策が早急に必要となっている。「人民日報」が12日に伝えた。
「報告」によると、中國の深海技術、海水資源の開発?利用技術、海洋生物技術など、海洋をめぐるハイテク技術分野は現在、飛躍的な発展を遂げている。ここ數年の発展のポイントは、海洋生物技術、新エネルギー、深海資源の探査?開発、船舶製造の先端技術など。深海資源の開発技術?設備においては、中國は深海潛水器が製造できる數少ない國家のひとつとなった。
「報告」はまた、注目を集める海洋権益保護について、初めて対外に公表。國の海洋権益を効果的に保護するため、中國は昨年5月11日に「中國の200海里外大陸棚に関する初歩的な情報」を國連に提出、東中國海など周辺海域における中國の海洋権利を世界に向けて宣言したほか、日本が主張する沖ノ鳥島を基點とした大陸棚の拡張案、ベトナム?マレーシアの提出する南中國海の境界案については、直ちに反対措置をとっていくとした。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年5月13日