臺灣高等法院検察署は1日、「最高法院」が発行した陳水扁氏に関する事件の判決所を受理した。陳水扁氏は同日午前10時に臺北看守所から臺北監獄へ移送される。臺灣當局の「法務部」によると、監獄では政治的立場が近い服役者を陳氏と同室にするよう手配し、管理や安全面での問題の発生を防ぐとしている。「中央社」が伝えた。

臺灣「法務部主任秘書」の宋國業氏と「矯正司副司長」の黃昭正氏は1日、メディアの質問に答え、「監獄行刑法」の規定に基づき、新入りの受刑者はまず獨房に収監されるが、現在刑務所は収監者數過多が深刻で、実際問題として新入りの受刑者に獨房を提供することはできないでいる。

黃昭正氏によると、陳氏の服役の際に、刑務所では可能な安全保護の情況を詳細に検討し、政治的立場の異なる受刑者を離すことも保安維持と管理上の要素の一つとしている。また陳水扁氏は今後もいくつかの裁判が必要なことから、もし今後陳水扁氏が訴訟の準備に専念するために獨房を希望した場合、刑務所側に配慮を申請する可能性もあるという。

臺灣當局「法務部」はこれに先立ち、陳水扁氏の服役後に獨房と相部屋雙方の場合の利害を分析し、他の服役者と一緒の方が交流を通じて服役生活に適応しやすいと基本的に判斷し、陳水扁氏に2人部屋を手配し、適切な同室者を選ぶよう予定している。

「人民網日本語版」2010年12月2日

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