「特に良くも悪くもない」----。単にこうした決まり文句を當てはめるだけでは、複雑で変化に富む現在の中米関係を説明するにはすでに不十分だ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中米関係は2010年、ジェットコースターのような起伏を経験した。臺灣への米國の武器輸出により困難が生じ、人民元相場、経済貿易摩擦、南中國海への米國の介入といった問題のために両國間には爭いが絶えず、適切な処理が求められていた。だが結局は協力が困難を凌駕し、中米関係は安定発展の基調を維持した。両國元首は成功裏に會談を重ね、雙方は広範な2國間分野や地域?國際問題において効果的な意思疎通と協力を維持した。
両國の全方位的で多層的なつながりは次第に拡大かつ複雑化しており、1つの問題によって全面的に中斷されることはない。だがこの「複雑に稼働する機械」は同時に、小さなネジが1本壊れただけでも両國に重大な損失をもたらし、さらには他の國々にも大きな影響を與える可能性がある。したがって両國はより入念にこれを守る必要がある。米國は核心的利益への中國側の関心を高度に重視すべきだ。中米関係は決まり文句で表現される枠組みを脫して、引き続き前進しなければならない。
「人民網日本語版」2011年1月18日