ビガート下院議員とカウフマン下院議員は「中國人排斥法は米國の歴史において最も不公正な法律の1つだが、長年軽視されてきた。本日提出した決議案はこの歴史の過ちを認める重要な一歩だ。5月はアジア太平洋諸島系米國人の文化遺産継承月間だ。アジア系米國人の貢獻への是認と尊重を表明するこの月に、チュー議員と共に共同提案人として、この歴史的努力の一部となれることを光栄に思う」と表明した。
ファインスタイン上院議員は書面で聲明を発表し「不公正な待遇を受けながらも中國系移民は米國社會で頑強に生き、今日では米國社會の発展と成功に巨大な貢獻を果たすようになった。中國人排斥法は米國の歴史の恥であり、この歴史を忘れてはならない。この議案が米國の暗黒の歴史への理解に欠ける米國人が歴史を理解する助けとなることを希望する」と表明した。ブラウン上院議員は「中國系米國人は米國社會の重要な構成員であり、様々な方法で米國社會に貢獻している。この決議案は中國系米國人の貢獻に敬意を表すものだ」と表明した。
決議案は中國人排斥法の被害を受けた中國系米國人およびその子孫への賠償は求めていない。米國の立法手続きに基づき、議案は提出後に十分な數の議員の署名を集めて初めて、両院での討論と採決に入ることができる。この過程では民間の後押しが不可欠だ。その草の根組織が、中國人排斥法について米議會の正式な謝罪を求めている「1882計畫」だ。同計畫の林敬忠主席は「中國系コミュニティーを動員して選挙區の議員に積極的に働きかけ、より多くの議員の支持を求める。この議案を可決して初めて、米國の暗黒の歴史は真に過去のものとなる」と述べた。
「人民網日本語版」2011年5月27日