航空機「SR20」
仏週刊誌Le Pointは6日、「米空軍が600萬ドル相當の練習機を中國航空工業集団(AVIC)に発注した。中國が米空軍のサプライヤになった。これは革命だ」と伝えた。
米空軍が中國企業に初めて発注した航空機は「SR20」。製造メーカーはAVIC傘下の中航通用飛機有限公司が全額出資している米シーラス。
中航通用は今年3月、米シーラスを買収、取引件數で世界No.2の汎用航空機製造メーカーの「経営者」となった。
SR20はシーラスの看板製品で、優れた飛行性能、デジタルICシステム、安全著陸設備を備え、世界的に販売臺數が安定している。
米空軍は今回25機の初級練習機を購入、コロラドの空軍飛行訓練基地に配備される予定。同基地は米軍のために多くのパイロットを育成してきた。
仏誌は「今後、米軍のパイロットが中國國産の航空機で訓練を受ける日が來るかもしれない」としている。